創立50周年記念誌「街づくりと暮らしの創造企業」へ
57/80

知識と経験を身につけ長く愛される街づくりをお客さまの「ありがとう」のため相互扶助の心で取り組む エネルギー事業と対をなす不動産事業を拡大していくため、現在、賃貸事業を中心としながら、新規事業や不動産開発に力を注いでいます。大和ハウス工業株式会社と開発を進める九州大学に隣接する福岡市西区元岡地区の研究開発次世代拠点形成事業においての不動産開発や蔦屋書店の共同運営、商業施設の店舗誘致などの新たな取り組みで、協働する企業から多くのノウハウを吸収できれば、きっと今後の事業にも活かせるはずです。 不動産は一つとして同じものはありません。だからこそ、「経験や知識が糧になる」と、常々先輩から言われてきました。国家資格や免許を取得することは、取引先との信頼関係をつくるとともに自分自身の財産となります。不動産部の皆さんが知識や資格を身につけ、ともに成長できれば嬉しいことです。その上で、みんなでアイデアを出し合い、地域で長く愛される街をつくっていきたい。暮らしに密着する良い建物をつくれば、後世に引き継がれ、それが私たちの喜びになります。社員の皆さんが「この施設を自分たちがつくった」と、家族や友人に自慢できる仕事ができればと願っています。 私たちは飲食店経営やホール・貸会議室管理、会員制研修保養施設運営など、さまざまなB to C事業を手掛けています。現在は5事業所、約3億円の事業規模ですが、5億円に拡大するため、ロードマップをつくり取り組んでいるところです。地域の皆さまから「この施設を利用して良かった」と言われるよう、部署の全員が数字に一喜一憂しながら、アイデアを出し、チャレンジを続けています。 その一つに「自ら飛び込んでみること」があります。スポーツ施設に長く携わった経験から、自ら汗を流せばまわりも巻き込むことができ、お互いの仕事を助け合う相互扶助の考えは、生産性を上げられると実感しています。今は繁忙期になると、普段は事務所にいる社員が「ゆふトピア」に助っ人として出向いています。いつもと違う仕事でも楽しんで従事しているのが嬉しいし、遠く離れているスタッフとこの機会にゆっくり話せる良さもあります。お客さまの「ありがとう」をやりがいに、忙しい時でも互いに支え合って楽しい未来をつくっていければ、と考えています。不動産部/店舗事業部大淵 公久Ohbuchi Kimihisa取締役不動産事業本部不動産部長出口 浩Deguchi Hiroshi不動産事業本部店舗事業部長55

元のページ  ../index.html#57

このブックを見る