委託しており、いかにしてグループ内でこの需要を獲得するかが課題となっていた。しかし、この子会社の設立以降はお客さまからの需要をトータルでカバーできる体制が整い、課題は徐々にクリアされていった。「ニシコーリビング高宮」竣工1985（昭和60）年3月30日 1985（昭和60）年、西部ガス興商は、福岡市南区の西部ガス高宮ファミリーセンター跡地に複合商業ビル「ニシコーリビング高宮」を建設した。 グループの運営事業を組み合わせて地域への定着・浸透を図るというこのビルのコンセプトに基づき、西部ガス興商はガスの遠赤外線を活用したサウナ「ラドン＆サウナ サンテ高宮」を出店。また、西部ガスのショールームに加え、西部ガスリビング販売株式会社の直営店「リビングサイブ高宮」やカルチャーセンターなども入居。グループで相乗的に業績向上を図るモデルの第1号となる。このグループの主要拠点「ニシコーリビング」ビルは、その後地域の実情に合わせて北部九州の各地に広がっていった。「ニシコーアイスセンター」竣工／「小倉アイスパレス」開業1985（昭和60）年10月12日 1985（昭和60）年、北九州市小倉北区竪町の「キャッスル・ブルーレーン」跡地に「ニシコーアイスセンター」が誕生し、この2階には年間を通じて滑ることができる西部ガス興商直営の「小倉アイスパレス」がお目見えした。 フィギュア・スピード・ホッケーなどの公式競技が行える国際規格のリンクには、九州で初めてガスエンジンを用いた製氷システムが導入されたほか、空調や給湯にも都市ガスが活用されるなど、省エネ化を図った先駆的な「遊空間」となった。 また、このセンターには、システムキッチンなどを展示する「リビングサイブ小倉」やブックセンターなども入居し、多彩な魅力が凝縮された施設として地域に溶け込んだ。1985（昭和60）3.30「ニシコーリビング高宮」竣工4.1日本電信電話㈱（NTT）と日本たばこ産業㈱（JT）が発足4.5「ラドン＆サウナ サンテ高宮」開業8.12日航機123便御巣鷹山に墜落10.12「ニシコーアイスセンター」竣工／「小倉アイスパレス」開業11.25「ニシコー不動産株式会社」設立ニシコーリビング高宮小倉アイスパレス（オープン当時）ニシコー物流センター21
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